老舗ペット霊園・リブランディング

「骨に宿る想い」を可視化。
老舗の安心感と、唯一無二の技術のフュージョン。

【Before】引き継いだ「形」と、自分自身の「色」とのギャップ

歴史ある老舗ペット霊園を引き継がれたオーナー様。チラシもホームページも先代からのものをそのまま使用していましたが、「もっと自分らしい想いを反映させたい」というご相談をいただきました。
当初、経営は安定しており、目立った課題は見当たりませんでした。私たちも一度は「ご要望通りに作り変えようか」と考えましたが、現場に足を運んだ際、ある「衝撃」に出会うことになります。

【Process 1】「当たり前」の中に眠っていた、圧倒的な技術の発見

それは、火葬後の美しさでした。通常、ペットの火葬は火力が強すぎると骨の形が崩れてしまうことが多いのですが、彼女の手によって収められた骨は、生前の骨格がはっきりと分かるほど綺麗に残っていたのです。

「これは、どこの霊園でも同じなのですか?」

私たちの問いに、彼女は静かに答えました。「いいえ、これは修行時代に心血を注いで磨いた技術です。簡単には真似できません」。これこそが、お客様が本当に求めている「最期のお別れの質」だと確信しました。

【Process 2】「技術」を「感動」に変える、動画とリーフレットの融合

リーフレット表面
リーフレット中面
HPトップ

見えにくい「火葬の技術」を、納得感のある「信頼」に変えるための施策を提案しました。

  • 動画コンテンツの導入: 修行時代の想いや、なぜ骨を綺麗に残すことにこだわるのか。オーナー様自らが語るインタビュー動画をホームページのメインに据えました。
  • 想いが詰まったリーフレット: 従来の「施設案内」中心のパンフレットを廃止。オーナー様の「技術」と「想い」にフォーカスし、心が温まるような手厚いペット葬儀サービス中心の構成へ。

言葉にできなかった彼女のこだわりが、初めて「目に見える形」になりました。

【Process 3】「供養」の場所から「再会」の場所へ

リブランディングを経て、その唯一無二の技術はさらに多くの方に知られるようになりました。しかし、私たちの伴走はそこで終わりません。
現在取り組んでいるのは、霊園内に「ドッグラン」を併設するプロジェクトです。「お墓参り」という悲しいイベントを、残された家族やペットの兄弟たちが「また遊びに来たよ」と笑顔で集まれる「再会の時間」に変えるため、今も一緒にお茶を飲みながら作戦を練っています。

【After】守るべき伝統と、創り出す未来

老舗としての信頼を守りつつ、オーナー様自身の「色」がしっかりと地域に根付きました。
「火葬して終わり」ではなく、その後のご家族の人生にどう寄り添うか。技術というフックから始まった改革は、今、地域で一番温かい「ペットの聖地」へと進化を続けています。

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この記事を書いた人

kplusのアバター kplus 代表取締役
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